辻村深月「傲慢と善良」感想

今回「傲慢と善良」という小説を読みました。

著者は「かがみの弧城」や「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」などの作品で人気の辻村深月さん。

辻村さんの小説は初めて読ませていただきましたが、読み進めていく中で考えさせられることが多く、とても読み応えのある作品でした。

テーマが結婚や婚活ということもあり、現在結婚を考えていたり婚活中の人にはとても刺さる内容となっているかと思います。

「傲慢と善良」とはどんな本?

本の概要

  • 作品名:傲慢と善良
  • 著者:辻村深月
  • 出版社:朝日新聞
  • 出版日:2022年9月7日
  • ジャンル:恋愛ミステリー

本のあらすじ

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》

Amazonから引用

この本を読もうと思ったきっかけ

辻村深月さんの名前は知っていましたが、まだ読んだことがなく、どの作品を読もうか迷っていたところに、表紙のきれいな女性に目を奪われて手に取りました。

本を読んだ感想

あらすじからミステリー系の小説かと思っていたら、しっかりとした恋愛小説でした。

過去に街コンやマッチングアプリで婚活をしていた経験がある筆者からしたら、この本に書かれている内容はすごく心に刺さりました。

最初の頃はとにかくたくさんの人と会って、「この中からいい人が見つかればいいな〜」ぐらいな漠然とした気持ちでしかありませんでした。

しかし会えども会えども「この人は何か違うな〜」とか「自分には合ってないかもな〜」という、俗に言う”ピンとこない”みたいな感覚になっていました。
(”ピンとこない”というフレーズについての解釈も本書に書かれていますのでぜひ手に取って確かめてみてください)

当時はそのような漠然とした気持しか持ち合わせていなかったので、自分はどんな相手を望んでいるのか、どんな未来を思い描いているのかという将来のビジョンがはっきりと見えていなかったような気がします。

もっと早くこの本に出会えていたら、自分の気持ちや考え方に向き合ったり、表面しか見えていない相手のことも見えるようになっていたのかなと気付かされる内容でした。

この本はこんな人におすすめ

恋活や婚活をしていく中で、「なかなかいい人と巡り会えない」とか「自分に見合う相手が見つからない」と悩んでいる人は本書を読むことで自分の考え方や価値観を見直すきっかけになるかと思います。

まとめ

自分の結婚や恋愛観に向き合うには最適な小説だと思います。

ストーリーの内容としてもしっかり話がまとまっており、途中少し読みにくかった部分はありましたが最後はきれいな終わり方をしていましたので、読んでよかったと思える小説でした。

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